FC2ブログ

The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪新熊野神社の大樟≫


Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

別名<樟龍弁財天(しょうりゅうべんざいてん)>というクスノキが京都市内にあります。
延びた樟の巨枝が龍が空を飛んでいるように見えることから、龍に乗った弁財天<樟龍弁財天>として信仰されてきたという。

どうです?見えますか?龍が・・・。


↓↓↓




850_9700-1-sn7.jpg

京都市の東端を南北に走る主要幹線である東大路通り沿いに目的の新熊野神社があります。
そしてご覧のように大樟の姿も行き交う車や歩行者から丸見え。
むしろ気付かずに通過することなんてあり得る?
そう自問自答してしまうくらい目立っています。



850_9669-1-sn7.jpg

道路からは一段、いや、数段高い位置にあります。
大きく伸びた枝は、歩道を通り越して道路まで。
背の高いトラックなどに引っかからないかと少し心配になりますね。



850_9675-1-sn7.jpg

立派な樟社があります。
そして手前には、大樟の枝である「さすり木」が設置されています。

樹齢900年の老木でありながら現在でも成長し続けている姿を見て、「健康長寿」「病魔退散」、
特に「お腹の神様」としてご利益を求める人が後を絶たないようです。
子供の頃からお腹が弱い私ですから、もちろんご利益にあやかろうと撫でまわしておきました。
ありがたやありがたや。



850_9662-1-sn7.jpg

参拝後、本殿前から大樟を振り返ります。

別名<影向の大樟>とも呼ばれており、新熊野神社の自然神信仰の象徴となっているようです。
ちなみに影向とは、神仏が現われるという意味だそう。



850_9677-1-sn7.jpg

社の中には自由に入れるようです。
いや、良かった。
<樟大権現>参拝入口・・・っていくつ別名があるんだって話ですよね。

それはともかく、こういう「くすのきを守る会」という存在があるのは心強い。
そんな守る会があってこそ、我々愛好家は元気な大樟を存分に拝見できるのですから。



850_9679-1-sn7.jpg

大樟は神社創建の折、紀州熊野より運ばれた「後白河上皇御手植えの樟」と伝えられているそうです。



850_9682-1-sn7.jpg

幹周6.69mはクスノキとしてはかなり控え目なサイズ。
京都市内のアクセスしやすい場所なので来ましたが、そうじゃなければわざわざ見に行かないサイズとも言えます。
それでもこうやって見上げると口にこそ出しませんが、『おおー!』と心の中で感嘆の声が自然と上がります。



850_9683-1-sn7.jpg

大樟の周囲は木製の足場が設置されており、根を傷めることなく一周できるようになっています。
これは有難い。
そしてやはり守る会の活動がこうして活かされているのだろうと感心します。



850_9686-1-sn7.jpg

空洞の治療跡と思われる箇所も見受けられますが、それ以外はいたって元気に見えます。



850_9697-1-sn7.jpg

冒頭に述べたように、この大樟の枝が伸びる様子が龍に見えるかどうかは個人個人の心の持ちようでしょう。
え?私ですか・・・。
もちろん龍に見えますとも!

例え龍に見えなくとも安心してください。
樹勢が良く、ウネウネと大きく伸びる枝ぶりは、それだけで見応えありますから。



850_9699-1-sn7.jpg

東大路通りを挟んで。

街中にこのサイズのクスノキが佇む姿はやはり目を惹きます。
奈良県にも≪大職冠のクスノキ≫という幹線通り沿いに生育するクスノキがありまして、自転車でしょっちゅう通りかかりますが、
幹周6m未満ながらも毎回その雄姿に見入ってしまいますもの(危ない)。



850_9708-1-sn7.jpg

と書いたところで訪問記事のリンクを貼ろうとしましたが、≪大職冠のクスノキ≫はまだちゃんと撮っていませんでした(汗)。
驚き、まさか漏れていたとは。
スナップ的に撮ったものがありました→



850_9692-1-sn7.jpg

恒例の自分比較です。

後白河上皇御手植えという伝承を根拠とする樹齢900年。
この若々しい姿を見る限り、さすがにちょっとそれは・・・と正直なところ疑問に思わなくもありません。
まぁ自然界は時に信じられない現象が起こったりしますから、不老不死的な何かの影響で本当に900歳かもしれません。
神秘的?ファンタジー?の世界感があってもおかしくないでしょう。

そんな大樟さん、周囲が少し手狭な感じがしますが、守る会の手厚い保護もあって今後も更に成長していくことが期待できます。



850_9676-1-7.jpg

≪新熊野神社の大樟≫

京都市東山区今熊野椥ノ森町42 新熊野神社
京都市指定天然記念物

幹周/6.69m、樹高/26m、樹齢/伝承900年



←お気に召した方は、クリックお願い致します。

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村 ←ついでにこっちも・・・って方がいらっしゃいましたら、クリックお願い致します。

テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2020/03/10(火) 21:18:50|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<2020年冬 橿原散歩⑱ | ホーム | 絶対に負けられない戦い>>

コメント

龍……ええ、いや、あの……。
それはともかく、街中にこのレベルのクスが立っているという、これが自分にとっていかにも関西の景色だなあと思わせてくれます。
関東ではこれがシイやケヤキに変わり、その巨樹自体もここまでのものはなかなかないと思うので、関西の、それも歴史の古い町の景色と直感します。

太いし、高い。遠景がまた驚くべき立派な巨樹ぶりです。
この周辺の町がいかにもこの巨樹と長い歴史を生きてきたのだという感じがします。
とは言え、植えられた当時は排気ガス害もなかったでしょうし……町の巨樹にいつも思うのは、昔の車の排ガスのレベルが今ほどに良かったらなあということです。
環境破壊もここまでは進んでいなかったはず。いや、無理な想像ですが。
日々の生活で圧迫しつつも、我々はやはり巨樹との触れ合いを求めたい。誰もがそうであると思うんですよね。
これから気候変動はあるかもしれないけど、公害は減っていくはず。たくましいクスなら適応して生きていってくれるようにも思います。
  1. 2020/03/15(日) 16:11:03 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

あぁ、やっぱり。
狛さんにも龍が・・・見・え・ま・し・た・よ・ね!!(笑)。

世界的に見れば日本は狭いですが、地域が変わるだけで植生も大きく変わるんですよねぇ。
巨樹に興味が湧かなければ、こんな面白いことにも気付かず生活していたでしょう。
まだまだ知らない日本をもっと見て回りたいですし、そう考えると日本は本当に広い。
関東のシイやケヤキ群も関西人には新鮮だと感じる筈です。

ここは京都でも大きな通りのひとつなので、かつては排ガスにかなり影響を受けたでしょうね。
私が子供の頃はもちろんエコなんて言葉も無かったですし、田舎ですらあっちこっちで煙や排ガスが舞っていましたもの。
環境を破壊して経済を発展させるのが正義だった時代ですからね。
それでも文句も言わず?生き抜いてきた巨樹は逞しいと改めて思います。
そう思うと随分と時代も環境も変わってきましたね、もちろん巨樹にとっていい意味で。
そんな巨樹に癒されるのが人間な訳ですから、もっと皆巨樹と触れ合えばいいのに~(笑)。
  1. 2020/03/15(日) 20:54:21 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

いけない!見逃していました!
このクスにはポタリングついでにもう何度も、それこそ数え切れないほど立ち寄っています。
樹形の綺麗なクスですよね。数年前訪問したときカメムシに襲撃されて葉っぱがほぼ
落ちてしまったと聞きましたが、それ以来どうも樹勢がよろしくないので心配です。
せっかく美しい樹形なのに葉の付きがずっとイマイチなんですよねえ…

それにしてもヒューマンスケール良い感じに撮られてますねえ。
撮影スペースが狭いのでいつも難儀するんですよ。
いつも自転車なのでコンデジでパパっと撮って帰っちゃうんですけど、RYO-JIさんの
写真を見て、改めて三脚と一眼レフでしっかり撮影してみたくなりました。
次回は私もフル装備で行ってみます!
  1. 2020/03/16(月) 00:36:58 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

いえいえ、見過ごしてもらっても全然大丈夫ですよ~(笑)。
to-fuさんのお庭のような京都市内にあるクスですから、もちろんご存知だと思っていましたが、
そんなにたくさん訪問されているんですねぇ。
確かにこのクスが身近にあればついでに立ち寄りたくなりますよ。
枝ぶりの良さに気を取られていましたが、言われてみれば葉の付き方がイマイチでした。
やはりたった一度の訪問では色々と惑わされることも多く、本質を見極めるまではいかないですね。
いい教訓になりました!

ヒューマンスケールはもうここしか無いと思って撮りました。
ミニ三脚なのでほぼ地面からのローアングルになってます。
ですのでちょっと誇張されているかもしれません(汗)。
  1. 2020/03/16(月) 20:29:38 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jomu90.blog23.fc2.com/tb.php/4067-80d23ec4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

RYO-JI

Author:RYO-JI
地元の光景を中心に、時々旅写真を撮っています。
巨樹訪問もやってます。

コメントいただけると嬉しいです。
リンクもお気軽にどうぞ!


※掲載画像の無断転載・無断使用を堅く禁じます。


-使うカメラ-
・LEICA M3
・LEICA M4
・ROLLEI 35S
・ROLLEIFLEX 2.8F
・RICOH GR1v
・Nikon F2
・Nikon F801s(故障中)

・Nikon D850
・RICOH GRⅢ
・FUJIFILM X30
・GoPro HERO 7 BLACK


-手放したカメラ-
・LEICA MP
・ROLLEI 35
・CONTAX T2
・OLYMPUS PEN-FT
・MINOLTA TC-1

・Nikon D7000

カレンダー

06 | 2020/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

カテゴリ

巨樹の記録 一覧表 (1)
巨樹の記録 (131)
LEICA M3 (590)
LEICA M4 (241)
LEICA MP (716)
ROLLEI 35 (88)
ROLLEI 35S (46)
ROLLEIFLEX 2.8F (598)
CONTAX T2 (65)
RICOH GR1v (650)
Nikon F2 (338)
Nikon F-801s (5)
OLYMPUS PEN-FT (17)
MINOLTA TC-1 (83)
トイカメラ (16)
その他 (9)
Nikon D850 (145)
Nikon D7000 (6)
RICOH GRⅢ (189)
FUJIFILM X30 (107)
GoPro HERO 7 BLACK (28)
未分類 (4)

最新記事

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2ブログランキング

ひっそりと参加しております。

FC2Blog Ranking

よろしければ、クリックお願いします。

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数: