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The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪杉の大杉≫

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Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

5月の四国旅の初日は徳島県の≪加茂の大クス≫で締めました。
そして二日目は高知県から始まります。
しかもこの旅の最大の目的地であるスギがトップバッター。
それが杉の大杉です。
このスギを見たいが為に、旅先が四国になったと言って間違いありません。
それ故に朝から期待で胸がムカムカ?・・・ええ、前夜楽しくて飲み過ぎました(笑)。


↓↓↓




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杉の大杉は八坂神社境内に鎮座しているという。
見切れていますが、左手にある受付整備協力費200円を支払って、階段を登って行くと・・・。
いや、もう、否が応でも即座に視界に入る二本の大杉。
極力見ないようにして(無理)、まずは参拝を済ませます。



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拝殿から振り返ると、この光景です。
ただただ圧倒!
右が北大杉(幹周11.4m)、左が南大杉(幹周15.6m)と呼ばれています。
このサイズのものが並んで立っているだなんて、まさに驚愕。
それと同時に、金属板のようなもので修復されている姿がサイボーグのようにも見えて大きな衝撃を受けました。

とりあえず時計回りに周囲を回っていきます。



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間違いなく国を代表するスギ。
もちろん泣く子も黙る国指定の特別天然記念物です。
前日の≪加茂の大クス≫に続いて二本連続で特別天然記念物を拝見することになるとは。



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こんな贅沢なことはありませんね。
てっちりを堪能した後に、ウニを好きなだけ食べるみたいな(笑)。



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特に南大杉の存在感が半端なく、アホの一つ覚えみたいに『スゴイ!スゴイ!』と興奮して呟いていましたね。
そして、初見のサイボーグ化した姿で心配しましたが、逆側はいたって健康そうに見えます。



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むしろ樹勢がスゴイ!
樹齢3,000年とも云われる巨樹とは思えぬくらいのパワーを感じます。



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ここでは時計回りに一周している風に写真を掲載しますが、実際はグルグル何周もしています。
素晴らしい巨樹に巡り合った時に、我々愛好家がよくやる習性のようなものです(笑)。



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この距離感で存在する二本のスギ。
そりゃあ根元は完全に合着しているでしょう。
一体どんな風になっているのか是非とも地中の様子を見てみたい。
現在の技術であれば可視化できそうな気もします。



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北大杉も単体で見れば、際立った存在の筈。
しかし南大杉と並んでいることもあって不利というか、可哀想というか・・・。
間違いなく見応えあるんですけどね。



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修復の跡はやはり痛々しいですね。
でもこれだけの巨樹ですから、無傷であることの方が不自然ですよね。



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想像を大きく上回るその巨大さに当日は圧倒されっぱなしだったのですが、今見てもやはり尋常じゃないですね。



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幹周が国内トップクラスなのはわかっていましたが、なんと樹高もそのレベルにあるようです。
見上げてもなんだかよくわからないくらいです。



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周囲は木道で整備され、スギに負担を掛けることなく安心して見学ができるようになっています。
その代わりにすぐ側に立って写真を撮れないのは残念ですが、国の宝なので仕方ありません。
かつては受胎・安産・護身などのご利益があるとして樹皮を剥ぎ取る人もいたらしいので、むしろこれはこれでいいと思います。



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拝殿後方の高台から。
何よりもその樹高の高さに見とれてしまいます。
そしてワイヤーで繋がれていることに少しばかり同情してしまいます。
スギの想いとは別に、人間に生かされているのでは?という答えの出ない問いに悩まされますね。
他の巨樹でもよく思うことですが、今以上に回復もしくは元気になってくれればいいなぁと思うことにしています。



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同行の友である狛さんもto-fuさんも大満足されていたようです。
そりゃあそうですよね。
巨樹に興味のない方でもこれはさすがに目を奪われるスギだと思います。



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≪杉の大杉≫

高知県長岡郡大豊町杉794 八坂神社

国指定特別天然記念物
新日本名木100選

北大杉 幹周/11.4m、樹高/50m、樹齢/3000年?
南大杉 幹周/15.6m、樹高/57m、樹齢/3000年?


わざわざ旅の目的として訪問するだけの価値ある巨樹でした。
ミシュランガイドで言えば、間違いなく三ッ星。
この杉の大杉と対峙している時間はとても有意義でした。

しかし敢えて残念なことがあったということも記しておきたいと思います。
二つあります。
一つは、この神社とスギは歌手の美空ひばりさんと謂れがあるらしく、遺影碑があるらしいのです。
で、その近くを人が通るとセンサーが反応して盛大な音量で美空ひばりさんの楽曲が流れるのです。
正直な話、静かにゆっくり巨樹と対面したい身としては邪魔なんですよね。
周囲の静寂をぶち壊すような感じで落ち着きませんでした。

もう一つは、神社の境内を犬を連れて散歩する人がいたこと。
近所の方だと思うんですが、神聖な神社で犬の散歩をするだなんてその心理が理解できません。
その犬は当たり前のようにウンチしてましたからね、境内で。
犬には罪はないですが、連れて来た飼い主はどうかと思います。

まぁそんな残念なこともありましたが、文章では表せられないくらい素晴らしい巨樹でした。



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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2019/09/02(月) 22:00:01|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

スギの巨樹に関しては我々全員が全国レベルの凄い奴らをそれなりに多く経験してきてるんですよね。
でもこの巨樹は想像を遥かに上回るくらいに凄かったです。オーラに圧倒されました。
ああ、もうこれ写真撮ってる場合じゃないぞ…という。(まあそれでも撮るわけですけど 笑)

今まで色々な書籍やサイトで見てきた巨樹ですが、正面から幹の一番立派な部分だけを抜くようなカットばかりだったので
自分が思っていたよりずっと元気な巨樹で嬉しくなってしまいました。もっと弱々しい姿を想像してましたからね。
文句無し、誇張なしに素晴らしい巨樹。いえ、巨樹とかそういうジャンルを抜きにして国の宝の一つだと思います。

犬の散歩は私もいつもイラッとするんですよね…犬は昔飼ってたし好きなんですけど。
先日福井県の神社でちょうど同じ光景を見て非常識な奴だなーと思ったところです。
ペットも家族だ!とか気持ちは分かりますけど、何かもう呆れて言葉も出ません。
はっきり言って寺社仏閣の参拝マナーだけで語るなら日本人よりも外国人観光客の方が100万倍マシだと思います。
  1. 2019/09/03(火) 15:54:11 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

ただただ枚数を撮らされまくっていた記憶があるので、RYO-JIさんの写真と自分のを見比べるのも楽しかったです。
この杉の前では誰もが小さな人間になってしまうのではないかな……と思えてなりません。
初めて巨樹の本を繰った時にも手を止めたような存在感、一度見ておきたかった……という憧れの存在でしたが、加茂の大クスともども、これからもコレを見に行けるんだなあというところに感動しました。
ほんとに、この肉眼で神話の世界を覗いてる気がしますね。

本気で夢中になっていたせいか、ひばりサンの声が流れていた記憶がないんです。
RYO-JIさんが気を乱すほどだったのに、不思議だ。笑
犬の散歩は、前にテレビでちょっとここが写った時も、うろちょろしてましたねえ。
地元の人はこの樹のすごさ、特別さというものをわかってないんでしょうね。
僕も、東京の神社の石段に座ってたら、神社の人に、神様の住まいで何事かと文句言われたんですが、あんたいっぱい猫飼ってんじゃん、それはいいのかよ? とかね。
できるだけ見聞をして、客観的に価値を感じられる心を得るというのは、やっぱり大事だよなと思います。
  1. 2019/09/03(火) 20:59:17 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

この杉の大杉はこれまでの巨樹とは比べ物にない枚数の写真を撮りました。
いや、ほんと撮ってる場合じゃなかったんですが、そこは写真好きでもあるので撮らざるを得ない訳で(笑)。
スギの頂点≒巨樹の頂点的な感じがあるので、これはもう極めたと言っていいのではありませんか?
あぁでもやっぱり、縄文杉と石徹白も見ておかないとダメですね。
石徹白はアブがいなくなる頃合いを見計らって年内に突撃しようと思っています。
縄文杉は・・・なかなか遠いですね、いつかきっと!

書籍やサイトの写真ではこのスケールが伝わらないですよね。
満身創痍の二本並んだ姿だけがやけにクローズアップされているので、実際の姿を見てその大きさと
力強さに圧倒されましたもの。
まぁ自分の写真も表現できていないので文句は言えませんが(笑)。

寺社でのマナーについては、それなりに知識を入れてくる、もしくはガイドにレクチャーを受けている
外国人観光客の方がいいかもしれませんね。
私の地元にあるしょっちゅう参拝する神社があるんですが、犬の散歩が多くてついに神社側から
犬散歩禁止の看板が設置される事態になったんですが、それでもいまだにやってるヤツがいますからね。
個人的に犬を可愛がる気持ちはわかりますが、それは家庭内でやってくれと。
ましてや神社のような神聖な場所にやってくるマナーの悪さに辟易しますね!
  1. 2019/09/03(火) 21:14:50 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

そう、いっぱい撮らされましたね(笑)。
ダントツでこれまでの最高記録でしたもの。
この杉の巨大さを表現するには人間の存在がなくてはなりませんね。
狛さんの写真を拝見し、自分のちっぽけさと杉の偉大さを改めて実感できましたよ。
そういう意味でも同行できたことは本当に良かったなぁと思えます。
加茂の大クス→杉の大杉というコンボを超える巨樹行はないでしょうね(笑)。
神話もしくは、ファンタジーの世界に入り込んだような気さえします。

あれ、ひばりサンの歌の記憶ありませんか?
結構ウザいなぁと思っていたんですが(笑)。
私の集中力が足りないのかもしれません、修行が足りん!

地元の方にとっては愛着はあれど、身近過ぎてそこまで貴重だと感じないのかもしれませんね。
でも境内でウンチはイカンだろうと思いますね。
さすがにウンチは持って帰っていましたが、放置なら間違いなく注意していたと思います(汗)。
一方で石段に座っているだけで神社から文句を言われたんですか!
猫をいっぱい飼っている所で。
まぁ寺社に身をささげる人たちも同じ人間ですから、色んな人がいるんでしょうねぇ。
あおり運転をしてしまう坊さんもいる時代ですから。
  1. 2019/09/03(火) 21:33:15 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

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