FC2ブログ

The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪油日神社のコウヤマキ≫

850_1634-1-sn7.jpg
Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

冬の滋賀県遠征、最初の巨樹です。

巨樹好きにはあるまじきスタンスで恐縮ですが、樹種にはいまだに疎い、というか知識がない訳ですが、
コウヤマキという樹を意識して見たのがこれが初めてでした。
そんな有り様ですから、記事を書くタイミングで色々と調べて知ることも多いのです。

コウヤマキって結構貴重な樹なんですね。
かつては世界中に生育していたものの、今では日本と韓国の済州島のみだとか。


↓↓↓




850_1620-1-sn7.jpg

忍びの里、甲賀市にある油日神社にコウヤマキの巨樹が存在します。
中世には甲賀の総社として信仰されていた歴史ある神社のようです。



850_1624-1-sn7.jpg

左右に回廊が伸びる楼門。
これを見るだけでも行く価値があると思えるほど美しい建造物です。

数々の映画のロケ地として使われているようです。



850_1668-1-sn7.jpg

楼門を抜け、何気なく振り返ると珍しいものがありました。



850_1671-1-sn7.jpg

様々な製油会社からの献油。



850_1627-1-sn7.jpg

さて、改めて拝殿に向き合います。
事前情報で知っているので、ついついそちらに目がいってしまいます。
左後方に目指すコウヤマキの姿が見えています。



850_1648-1-sn7.jpg

本殿の塀の中にあって根元部分が見えず、もちろん近付くことはできません。
残念ではありますが、それもまた巨樹を取り巻く環境のあるがままの姿なのです。



850_1635-1-sn7.jpg

とか言いつつ、格子や扉の隙間から覗いてみたり(笑)。

幹は一方向からしか見られませんが、国内でも有数のサイズを誇るだけあって見事な幹周です。
環境省のデータベース上では、幹周の太さは2番目のようです。



850_1641-1-sn7.jpg

上部は特徴的な針葉がたくさん。



850_1661-1-sn7.jpg

こんな感じ。
まさに針葉樹ですね。



850_1662-1-sn7.jpg

幹は途中から三本に分かれており、それぞれ不思議と違う表情をしています。
特に右側の幹は途中で折れ、すでに白骨化しており、生命力は感じません。
古くから水桶や橋杭などの材料に使われているだけあって、水に強く丈夫で朽ちにくいことから、
今後もこの姿のまま年月を重ねていくのでしょう。



850_1643-1-sn7.jpg

横から見ると、思いのほか多くの枝が広がっています。



850_1644-1-sn7.jpg

白い大蛇が身をくねらせている・・・そう思えてなりません。

こちらも白骨化しているように見えますが、どうなんでしょう。
樹勢はありそうなので心配ないのかもしれませんが。



850_1656-1-sn7.jpg

恒例の自分比較です。

ちょっとわかりづらいですね。
しかも傾いているし・・・(汗)。



850_1653-1-sn7.jpg

≪油日神社のコウヤマキ≫

滋賀県甲賀市甲賀町油日1042 油日神社
甲賀市指定天然記念物

幹周/6.5m、樹高/35m、樹齢/推定700年


初めてのコウヤマキにして、これは素晴らしい出会いであったと思います。
そして何より、この神社の居心地のいいこと。
重要文化財に指定された数々の建造物はもちろん凄いですし、由緒ある神社でよく感じる厳粛な空気感があり、
そこにいるだけで妙に落ち着く不思議な空間でした。
そんな神社にあるコウヤマキですから、これからも静かにそこに存在し続けるのだろうと思えてなりません。

近くを通った際は、また参拝させていただこうと思います。



←お気に召した方は、クリックお願い致します。

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村 ←ついでにこっちも・・・って方がいらっしゃいましたら、クリックお願い致します。

テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2019/03/24(日) 22:18:24|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<お墓参りの後は | ホーム | マクロも・・・>>

コメント

気になりながらまだ訪問出来ていない巨樹です。
コウヤマキは何となくヒノキ的カテゴリーなんですよね。やはり針葉樹王者のスギに真っ先に目が行ってしまい、その次に回してしまいがちと言いますか。でもこうして見てもうねるような枝振りなんかにスギとは全く違った魅力があって、マキの木も外せないよな!なんて思えてきます。

僕が見たコウヤマキはまだ「峰定寺のコウヤマキ」だけなんですが、こちらの方がずっと立派…いえ、本当に比較にならないくらい立派です。ここまでの巨樹だとは思いませんでした。是非とも自分の目で見てみたい。甲賀ならそう遠くはないので、近々行ってみようと思います。
  1. 2019/03/26(火) 07:27:01 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

やはりto-fuさんもチェック済みでしたか(笑)。
コウヤマキという樹種は正直ノーマークでしたが、スギとはまた違った魅力がありますね。
貫禄や厳格な重みというよりも、『いい樹だなぁ』と見入ってしまう・・・そんな感じでした。
塀の中にあって全貌が拝めないので行くかどうか迷いましたが、神社の雰囲気を含め行って良かったですよ。
甲賀市は酒蔵メーカーも何ヶ所かありますから、是非(笑)。
  1. 2019/03/26(火) 22:42:25 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

僕がイヌマキを載せる向こうでコウヤマキが。笑
いいですよね、僕も好きな樹です。
庭に植えたいくらいだけど、樹の格式が大変高く、庶民が庭木なんかにしたら恐れ多い、それこそ陛下のための樹ですね。
多分古いタイプの針葉樹ということなんでしょうが、立ち姿は杉や松のようでもありつつ、葉はこうして独特。
大きさの数値よりも大きな存在感を感じる魅力的な樹種ですね。

建築物の外側にあったら、きっともうちょっとRYO-JIさんも執筆が楽だったかなと思いつつ。
お互い、ちょっと近い位置になってしまったんでしょうね。
たぶん、僕が見たものを含めても一番大きなコウヤマキだと思います。
6メートル台ってほんと貴重だと思います。
  1. 2019/03/27(水) 11:22:28 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

おっと、奇遇ですね(笑)。
こういう言い方が相応しいかどうかわかりませんが、品がある樹だと思います。
そうですね、陛下のような方にぴったりかもしれません。
庭にあったら、いつものようにだらしない生活ができないでしょうね(笑)。

この神社の雰囲気にとてもマッチしていて存在感ありますね。
わりと高い塀に囲まれているので、実際のサイズ感がわかりにくかったのは残念ですが、
それだけに惑わされるのではなく、細部をじっくり見ることができたようにも思います。
年季の入った樹皮の様子や白骨化した幹、独特の葉はとても興味を持って観察できました。
ほんとしみじみいい樹でした!
  1. 2019/03/27(水) 22:04:13 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jomu90.blog23.fc2.com/tb.php/3754-e159fd32
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリ

LEICA M3 (590)
LEICA M4 (241)
LEICA MP (716)
ROLLEI 35 (88)
ROLLEI 35S (46)
ROLLEIFLEX 2.8F (598)
CONTAX T2 (65)
RICOH GR1v (649)
Nikon F2 (337)
Nikon F-801s (5)
OLYMPUS PEN-FT (17)
MINOLTA TC-1 (83)
トイカメラ (16)
その他 (7)
Nikon D850 (88)
Nikon D7000 (4)
RICOH GRⅢ (61)
FUJIFILM X30 (54)
GoPro HERO 7 BLACK (10)
未分類 (3)
巨樹の記録 (102)
巨樹の記録 一覧表 (1)

最新記事

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2ブログランキング

ひっそりと参加しております。

FC2Blog Ranking

よろしければ、クリックお願いします。

プロフィール

RYO-JI

Author:RYO-JI
地元の光景を中心に、時々旅写真を。

コメントいただけると嬉しいです。
リンクもお気軽にどうぞ!



※掲載画像の無断転載・無断使用を堅く禁じます。




-使うカメラ-
・LEICA M3
・LEICA M4
・ROLLEI 35S
・ROLLEIFLEX 2.8F
・RICOH GR1v
・Nikon F2
・Nikon F801s(故障中)

・Nikon D850
・RICOH GRⅢ
・FUJIFILM X30



-手放したカメラ-
・LEICA MP
・ROLLEI 35
・CONTAX T2
・OLYMPUS PEN-FT
・MINOLTA TC-1

・Nikon D7000

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数: