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The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪ホイアンのトランペットの木≫

850_1360-1-sn7.jpg
Nikon D850 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
(写真はすべてクリックで拡大)

ベトナム旅行から戻ってきた際に、『D850を持って行ったのは失敗だった!』とこのブログ内で発言していますが、
『あって良かったD850!』と思うタイミングもあったんです。
ええ、まさにこの時です。
『ほな、結局どっちやってん?』という話ですが、まぁもう終わったことですし、どっちでもいいでしょう(笑)。

ベトナム旅行の前、かの地の巨樹事情はどうなっておるのかと色々調べてみたんですよ、期待を込めて。
それがまぁほとんどない訳ですよ、情報が。
一ヶ所、どこぞの国立公園的な場所に巨樹が数本あるのはわかったんですが、結構歩かないといけない模様。
いや、そんなことより、訪問予定のエリアから遠く離れていたのでそもそもが無理な話。
という状況だったので、ベトナムでの巨樹は諦めていました。

しかしそこは高温多雨で熱帯モンスーン気候な地域。
ただ見向きされないだけで、実は巨大な樹々がボコボコあっちこっちに生えているかもしれない。
そんな淡い期待を持ちながらD850を抱えて行ったのであります。


↓↓↓




big-big-tree.jpg

まずは場所の確認です。
ベトナム中部にあるホイアン、古い町並みがユネスコの世界文化遺産に登録されている観光地です。

上はそんなホイアンの旧市街周辺のGoogleマップですが、上部の赤くマーキングしてある場所がこのトランペットの木です。
The Big Big Treeと登録されていますね(帰国後知りました)。

この巨樹を見つけたのは偶然も偶然。
マップ上、この巨樹の真上にサンドイッチ店【Madam Khanh-The Banh Mi Queen】とありますよね?
そのお店にランチをしに行こうと思い、前を通りかかった時に目に入ったという訳です。
うん、ほんとたまたま、ラッキーでした(笑)。

ちなみに、このお店はバインミー(フランスパンを使ったベトナムのサンドイッチ)の専門店で、かなり美味かったです。
しかも、バインミーと缶ビールで180円くらいという圧倒的なコスパ!



850_1347-1-sn7.jpg

そんな訳でお店を探しながら歩いていたので、こんな感じでいきなり目の前に現れた時はかなりビックリしました。
普通は目的の巨樹があるからこそそこに行き、『どこかなぁ?おおー、あったあった、スゲー!』という流れを楽しむのですが、
予備知識も無く、腹を減らした状態でお店を探していたらいきなりコレですから、驚きしかなかったですね。



850_1349-1-sn7.jpg

初見は巨樹の一部しか目に入らない距離だったので、一旦離れて全体像を確認しました。
かなり大きいサイズだということがわかります。

ここで注意です。
ベトナムの交通事情は、ルール無用&思いやり皆無の超自己中心的ライダー&ドライバーしかいませんから、
ゆっくり写真なんて撮っていられません。
歩道もバイクが停めてあったり、お店になっていたり、品物が積んであったり、ゴミで溢れていたりで、
とてもじゃないですが安心して歩けません。



850_1353-1-sn7.jpg

いかにも南国っぽい感じの樹。
例によって樹種の判断ができるほどの知識も分別もないので、そんな漠然とした表現しかできませんが、
まずそう思ってしまったので仕方ないです、スミマセン。

あと、この葉笠を被ったお母さんですが、ここまでの写真すべてに写っています。
ホウキを持ってずっとこの巨樹の周辺にいたので掃除をされていたんだと思いますが、近所の人なのか、
もしくは青いテントの露店の方なのか・・・。



850_1350-1-sn7.jpg

上部は緑色の葉っぱがたくさん生い茂っており、薄暗いというか暗い。
温暖な気候で湿気もあるというのは、大きく成長するにあたりかなりの好条件なのでしょう。

忘れてはいけないのはこの時はランチをしに行く途中であり、親を放って巨樹を堪能している場合ではないのです(汗)。



850_1367-1-sn7.jpg

はい、ランチ終わりました。

お店を出て次の目的地までの移動にまたこの巨樹の前を通過するので、再度撮影のチャンスです!
先ほどとは逆側からのアプローチです。



850_1363-1-sn7.jpg

この巨樹の圧倒的なボリューム感がおわかりいただけるでしょうか?
それがこんな町中に存在していることが信じられません。
冗談じゃなく目を疑ってしまいます。



850_1370-1-sn7.jpg

惜しむらくはこの環境。
恐らく成長スピードが早い部類の樹種だと思うんですが、もうすぐ歩道からはみ出しそうです。
道路側に出ると切られちゃうんだろうなぁと心配になります。



850_1371-1-sn7.jpg

猟奇的とさえ言っていいのかもしれません。
ものすごい密集度というか絡まり具合というか・・・。
我も我もいった感じでそれぞれが自分本位に進む、そうベトナムのライダー&ドライバーみたいに。
いや、本当に凄まじい様です。

断っておきますが、決してネガティブな意味での表現ではありません。
生命の勢いというのでしょうか、とにかく凄いエネルギーを感じます。
それを不快に思うのではなく、ただただ圧倒されたというのが正しいかもしれません。



850_1373-1-sn7.jpg

周囲は建物に囲まれており、もうこれ以上成長するには困難な状況かもしれません。
むしろこれ以上大きくならないようにガードされているのか?とさえ思ってしまいます。
元気いっぱいそうに見えますし事実そうなんでしょうけれど、こんな狭苦しい状況に同情してしまいます。



850_1376-1-sn7.jpg

すでに薄々感付かれている方もいるでしょうね。
町中の名も無き巨樹と思いきや、やけに立派な石碑がありますよね。
この時は意味不明でしたが、先日解読しました(笑)。
後述します。



850_1378-1-sn7.jpg

通りすがりに撮影しただけで、いつものようにゆっくり楽しむという時間はありませんでしたが、
旅先での思わぬ出会いということもあって印象深い巨樹となりました。
立ち去るのがとても名残り惜しい。

あっ、左上にケラレが見られますが、どうやらレンズフードが緩んでしまい写り込んでしまったみたいです(笑)。



850_1375-1-sn7.jpg

≪ホイアンのトランペットの木≫

110 Trần Cao Vân, Phường Minh An, Hội An, Quảng Nam, ベトナム

幹周/12.8m、樹高/20m、樹齢/不明


~石碑に書かれていること~

名称:ダデンツリー(トランペットの木)
学名:アコウ

木の高さは20m、直径は高さ1.3mの位置で4.1m
民間の伝承によると、木は何百年もの間存在しています
20世紀には、ここでフランスの兵士がトランペットの練習をしていたので、トランペット(の木)と名付けられました
過去の歴史上の証拠であるだけでなく、トランペットの木は、大切な思い出を残し、
何世代にも及ぶホイアンの人々の身近で文化的な拠り所となる場所でもあります

トランペットの木は、ホイアン市人民委員会の2014年11月14日付けの決定で
NO,2677/QDで保護された古代の木リストに記録されました

2015年3月 ホイアン


とまぁ、こんな感じの内容だと思われます。

それにしても大変でした、翻訳。
いや、翻訳自体はGoogle先生にお願いしたんですが、ベトナム語の入力がややこしくてややこしくて。
普通のアルファベットだけじゃなく、「´」や「^」「’」「`」「~」などの記号がついてたりで何度途中で止めようと思ったことか。

ですからね、間違っている部分も沢山あると思いますので、そのつもりで読んでくださいね。
内容の真偽については、当方一切の責任を持ちませんので(笑)。
もし、ここが違うとかがありましたらどうか教えてください!

嬉しかったのは、この巨樹が地元民にとって大切な存在だったと知りえたこと。
この写真をよく見ればわかりますが、幹の隙間に色々なものが捧げられています。
無造作にツッコんであるのでゴミが捨てられているかのように見えますが(笑)。
この赤い棒の束みたいなものは、線香です。
寺院でも見たので間違いないと思います。
巨樹に燃え移らないか心配になりますが(汗)。

そして個人的主観ですが、サイズは幹周・樹高とも実際はもっとあるんじゃないですかね。
幹周15m、樹高25mくらいじゃないかと。
あと面白いなぁと思ったのは、ベトナムでも幹周は地上1.3mの位置を計測するヨーロッパ式なんだということ。
まさかベトナムで、正式な計測法が定着しているとは思わなかったのです(失礼なヤツ)。
そして特別な樹として保護されているということは、他にもそんな巨樹があるんじゃないかと想像する訳です。
ベトナムにも変なヤツがいて、各地の巨樹を撮り歩いたブログなんかあったりしたら面白いなぁ(笑)。



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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2019/03/08(金) 20:39:11|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

産湯のアコウ(無指定のほう)に似てるなと思ったんですが、やはりこれもアコウなんですね。和歌山で見たときは明らかに異質なものとしてそこにありましたが流石本場なのかあまり違和感を感じません。雑多な街中に馴染んでいるというか、これが本来の姿だったのかとシックリ来ました。いや、それにしても樹高といい幹周といい本場は違いますね。生き生きとして見えます。

それにしても写真を見ているとご家族に気を使いながらせっせと撮影するRYO-JIさんの姿が想像できてニンマリしてしまいます。ホント気を使いますよね。僕も大抵「もっとゆっくり撮れば?」と言われても「いや、別にええねん。」なんていかにも興味無さそうに返すんですが、内心ウズウズして辛坊堪らんことがしょっちゅうです 笑
  1. 2019/03/10(日) 16:04:17 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

和歌山も近畿圏の中では南国ですが、やはり本場の雰囲気には敵いませんよねぇ。
産湯のアコウは生息の北限に近いと思うので、やはり本人?も見る我々も違和感があります(笑)。
ベトナムの街中は本当にゴチャっとしているので、アコウも馴染みやすいのでしょう。
環境はちょっとアレですが、これからも元気に育ってほしいです。

いや~、家族連れで写真を撮るってかなり気を使いますよね。
気になるものがあるとついつい歩みを止めてしまうので、写真を撮らない人には迷惑かなぁと。
ましてや巨樹ですからね、もうストレス満載です(笑)。
やっぱり一人、もしくは共通の趣味の人とじゃないとダメですねぇ。
  1. 2019/03/10(日) 21:15:25 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

熱帯ずるい、というような巨樹が現れた場合、D850がないと後悔1200%でしょう、それは間違いない。
やっぱり持っていかないとダメですよ。笑
ランタンの写真だって、暗くてもビクともしてないし。
あっ、こんくらいK-1も全然平気ですけどねっ!(意地っ張り)

すごい有様の巨樹。アカマタ・クロマタみたいなビジュアルは、やはり熱帯ならではの激しい息遣いのようなものを感じますね。
アコウじゃねえの? と思ったらアコウで、安心しました。
翻訳はRYO-JIさん自らだったんですね、ご苦労様です! ありがとうございます!
幹だけ見ると蔦植物の塊のようで、いろんなものを飲み込んですごいスピードで成長しているようですね。
かといって引いてみれば、これが樹であることがわかる。
幹周も高さも、あっという間に更新してしまいそうです。
反面、寿命としてはどのくらい生きられるものなんだろう……。

ご家族と一緒だと、やっぱりいつも通りには行きませんよね。笑
いいところで水を差されたりもするし、最初からあんまり期待しない方がいいかな? と思ってしまいます。
  1. 2019/03/12(火) 10:41:30 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

備えあれば患いなし・・・。
ええ、やっぱりD850は最高ですよ!
わざわざ重い機材を担いでいった甲斐がありましたね。
この巨樹もそうですが、持って行かなかったらやっぱり後悔していると思うんです、絶対に!
ただ、スナップ用のカメラもあれば完璧だったんですけどねぇ。
そしてこのくらいK-1も全然平気だということも充分承知しております(笑)。

翻訳していて(いや、ほんと面倒臭かった)アコウだと判断しましたが、実は100%ではないんですよねぇ(汗)。
ただ、Cây Đaはベトナムでは神霊が宿る木といわれるそうです。
洞には線香を刺したり小さな祭壇が置かれているのだそうで、日本と同じように巨樹はやはり特別な存在のようです。
何となく南国だし適当に育った樹だと思っていましたが、地元の方々にとっては大切な存在だとわかってうれしくなりましたね。
寿命はどうなんでしょうかねぇ、イチョウやスギなんかに比べればサイズのわりに若い筈なので、
まだまだこれからという勢いは感じましたが・・・。

心許せる親だとはいえ、やはり待たせる側は気を使いますね。
気が付けば一時間も巨樹と向き合っていた・・・ということがザラにある身としては(笑)。
  1. 2019/03/13(水) 20:42:00 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

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