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The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪円空銀杏≫

DSC_6788-1-sn7.jpg
NIKON D7000 + TAMRON 18-270mm/f3.5-6.3
(写真はすべてクリックで拡大)

約二ヶ月ぶりの巨樹訪問である。
今年の夏の暑さに体が拒否反応を示したせい(つまりサボっていた)。

復帰戦として選んで行ったのは、奈良県天川村。
天川村というのは・・・。
え~と、前日の記事を参考願います(笑)。


↓↓↓




DSC_6815-1-sn7.jpg

自宅から車で約1時間30分、山の中の集落はすっかり秋の空気感に包まれていた。
復帰戦第一弾は、円空銀杏。
その名前が気になって見に来たと言ってもいい。



DSC_6780-1-sn7.jpg

栃尾観音堂。
元はもっと奧の谷にあったらしいけれど、明治時代の台風で流され現在の地に。
小さな観音堂ながら、昔より栃尾の集落に暮らす人々に信仰されているとか。

そして斜め後方に目当てのイチョウが。
わかりにくいけれど・・・。



DSC_6801-1-sn7.jpg

ギリギリまで近寄ってみる。
が、その姿をうまく捉えることができない。



DSC_6809-1-sn7.jpg

わかるのは、実をつけているから雌木だということくらい。
あと、かなりの斜面に立っていること。
その割には真っ直ぐ成長しているなぁと。
下側の根があらわになっている。




DSC_6803-1-sn7.jpg

このしっかりとした根が支えているのだろう。
周囲の地中を完全に掌握していると思われる。



DSC_6798-1-sn7.jpg

この根が(←しつこい)・・・。

苦しい解説が続くが、正直な話、このイチョウに巨樹としても魅力はあまり感じない。
つまり、イチョウとしてはまだまだ若いのだ(といっても樹齢300年以上)。
それだけイチョウには、長老や大長老的な怪物クラスがゴロゴロと存在するからね。



DSC_6781-1-sn7.jpg

それでも周囲の植林された杉とは明らかにその存在感は異質。
今後に期待がもてるイチョウである。
ええ、今後といっても数百年後だけれど(汗)。



DSC_6810-1-sn7.jpg

明確な柵やロープはなかったけれど、すぐそばまでは行ってはいけないような気がしたので自分比較は無しで。


≪円空銀杏≫

奈良県吉野郡天川村大字栃尾 栃尾観音堂

幹周/5m、樹高/30m、樹齢/推定300年以上


円空とは、江戸時代前期の修験僧・仏師・歌人。
各地で「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を彫り、一説によるとその数は生涯に約12万体だとか。
え~と、63年の生涯で計算すると一日に5体以上彫らないといけない。

この栃尾観音堂にお祀りされている4体の円空仏は49cm~137cmのサイズなので、それを一日5体以上だとすると、
円空さんはまさに超人中の超人。
そんな人知を超えた力を持った円空さんお手植えだから、これはもの凄く貴重なイチョウなのだ。
超忙しい最中にお手植えしてくださって感謝!



DSC_6812-1-sn7.jpg

人知を超えたといえば、もう一人。
この地で生まれた岡田雅行、通称「オニ雅」。

釈迦ヶ岳といえば、標高1800mの日本二百名山のひとつ。
その山頂に釈迦如来像をたった一人で道をつくりながら、3分割して担ぎ上げたとか。
人の背丈程はある銅像をである。
オニ雅さんもまさに超人。

そんな興味深い伝説を知ることができただけでも来たかいがあったなぁ。


つづく・・・



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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2018/10/05(金) 20:59:36|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

急斜面にもかかわらず本当にピシッと真っ直ぐ立ってますね。
周辺がスギの人工林ばかりのようなので、それこそ紅葉の時期になったら非常に目を引きそうです。

円空さんというと狛さんと僕の中で評判がイマイチだった「千光寺の五本杉」の飛騨千光寺さんがたくさんの仏像を所有していたはずです。お手植え伝説にありがちな空海さんではなく、ここで敢えての円空さんの名前が出てくるだけでグッと説得力が増すように感じます。いえ、仏像まで安置されているのだから可能性で言えば高そうですね。しかしわざわざこんな急斜面に植えてしまうあたり、仏像づくりの邪魔をされて機嫌が悪かったのかもしれません 笑
  1. 2018/10/06(土) 17:24:04 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

イチョウはねぇ、やっぱり紅葉の時期に行くべきですよねぇ。
でもそうやって後回しにしていると、秋はイチョウ祭りになって忙しくなりますから(汗)。
その点、杉や楠は年中大丈夫なので助かります(笑)。

円空さんの仏像は岐阜周辺にかなりの数が残っているみたいですね!
空海さんのご活躍はもう嫌というほど見せつけられていて、その名をかたる輩もおおいですから信憑性がね・・・。
おっしゃるようにそういう意味でも円空さんお手植えはかなり信憑性が高い筈。
残念なのはこの急斜面ですよねぇ。
虫の居所が悪かったのか(笑)。
そういう推察も人間らしい特徴を捉えていて面白いです!
  1. 2018/10/06(土) 20:34:30 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

確かにそうですね、植えるんでも、なんで斜面に植えたか。
当時ここには杉なども植わっていず、広々としていたのかもしれません。
時代設定もおかしくはないようですし、本当じゃないかと僕も思います。
そう言う意味でこれからも大切にしていくべきと考えられているイチョウなんでしょうね。
杉とのせめぎ合いに負けず、かんばって欲しいところです。

方々にあるイチョウの守備範囲の広さと旺盛さもびっくりですが、それにも増して今回は超人たちが主張して来てますね。
オニ雅サンのような隠れた伝説的人物のエピソードを読むとワクワクします。
円空サンも各地で尊崇されているような気がし、やはり超人と言うに値するかと。
その高みにこそ、空海サン泰澄サンが位置することを考えれば、そりゃあもう刺した箸が巨樹になるわよ、という方程式が導き出されてしまうのでしょう。
  1. 2018/10/08(月) 09:13:01 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

この辺りは林業も盛んみたいで、杉の植林に取り囲まれていましたね。
そういう環境がこのイチョウにどういう影響を及ぼすかはわかりませんが、
自然界の生存競争にぜひとも打ち勝って欲しいなぁと思います。
しかしほんと何でこんな斜面なんでしょうねぇ。
過酷な環境ほど逞しく育つっていうスパルタ思想でもあるんですかねぇ。
人間界でもいまだそういう側面もありますし(笑)。

オニ雅さんに興味を持って調べたら、写真が残っていていかにも強力っぽい姿で納得しました。
あぁ、この人ならそれぐらいやってのけそうだと(笑)。
円空さんより知名度や功績が更に上の空海さんとか泰澄さんは、空を飛び、天気を操るくらいはできるでしょうから、
刺した箸を巨樹に変身させることくらい朝飯前だと思われます(笑)。
  1. 2018/10/08(月) 20:37:28 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

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