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The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪飯盛杉≫

DSC_6411-1-sn7.jpg
NIKON D7000 + TAMRON 18-270mm/f3.5-6.3
(写真はすべてクリックで拡大)

前回からのつづき・・・

≪岩屋の大杉≫を充分に堪能した我々オッサン二人。
そう、堪能はしたんだけれど、正直もうすっかり疲れてしまったのだ。
あまりの凄さに興奮したり、感動したり、周囲をウロウロしたりで(笑)。

だから少し落ち着いた頃に一旦その場を離れ、箸休め的にすぐ近くにある次の巨樹を見ようかと。
これがまぁ失礼な話ではあるんだけれど(汗)。
しかし結果から言うと、全然箸休めにはならなかった。


↓↓↓




DSC_6403-1-sn7.jpg

岩屋の大杉の横にある細い参道をドンドン登っていく。



DSC_6438-1-sn7.jpg

前日も散々味わったけれど、福井の山は本当に緑が瑞々しくてキレイ。



DSC_6440-1-sn7.jpg

この緑の中で延々と写真を撮っていたいと思う。



DSC_6406-1-sn7.jpg

歩くこと数分。
登り終えた場所は広場のようになっており、その先、岩屋稲荷神社の拝殿横に飯盛杉が静かに佇んでいるのが見えた。

先ほどまでの緑の世界とは打って変わって、何故かここだけ彩度が一気に下がったかのように感じた。
むしろモノクロで撮った方がこの場の雰囲気が出たかもしれない。
いつもRAW現像で悩むことが多いけれど、この飯盛杉は特に難しかった。



DSC_6432-1-sn7.jpg

誰だ!箸休め的とか言ったヤツは(反省)。
だってさぁ、先人達もそう言っていたし、サイズもそれほど目を見張るようなものじゃなかったし・・・。

一目見て引き込まれたのは間違いない。
さっきまで撮り疲れていたのがウソのようにまた勢いよく撮り始める。
いつもながら単純な思考と行動である(笑)。



DSC_6414-1-sn7.jpg

老木感ただよう表皮に見入る。
明らかに岩屋の大杉よりも樹齢が古い。
もう全然古い。
と感じたけれど、調べてみるとそうでもないみたい。
う~ん、まぁいっか(笑)。



DSC_6428-1-sn7.jpg

色々と損をしている飯盛杉だけれど、充分に見応えのある巨樹。
枝はほとんど無くて、この先ちょっと心配でもある。
それとも最上部に少しあるからまだ大丈夫なのだろうか。

環境省の1988年の調査によると、当時の健全度は「良好」。
今とどれだけ姿が違っていたのかは不明なので何とも言えない。



DSC_6421-1-sn7.jpg

とても風格がある。
老兵・・・そんな単語が自然とイメージできる。
幾千もの激しい戦いを生き抜き、年老いてもなお戦う気概を秘めている・・・そんな感じ。

中年手前の狛さんと、中年ど真ん中の自分なんかはまだまだ若造(笑)。



DSC_6412-1-sn7.jpg

≪飯盛杉≫

福井県勝山市北郷町岩屋 岩屋稲荷神社

幹周/7m、樹高/35m、樹齢/300年以上
(環境省データベース 1988年調査)


こういうスギを見ると、細かいことは抜きにしても素直に巨樹はスゴイと思える筈。
巨樹に興味は無くとも、何かしら感じることはあると思うのだ。
この世界への入口に丁度いい一本だとおススメできる。
とはいえ、その前に岩屋の大杉を見てしまうので、やっぱり損しているなぁ。

でも自分はとても気に入った一本。
ついでに・・・ではなく、岩屋の大杉とセットで是非また見たい巨樹であった。


つづく・・・



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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2018/07/01(日) 20:32:34|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<椿 | ホーム | 巨樹の記録 ≪岩屋の大杉(子持ち杉)≫>>

コメント

お箸ぶっ刺しが発端なだけに、箸休め……いやもう、完全に飯盛杉に謝れ、という感じですね。
感覚する彩度が下がったというのは面白いですね。
でも、このいぶし銀としか言いようのない存在感、岩屋の大杉と打って変わってという感じは、僕もモノクロ映えする姿だと思いました。
こちらの方が年上だと思うんですが……はっきりした樹齢は切ってみるまでわからないでしょうからね。いぶし銀ぽいセリフを当てて楽しみます。
僕も完全に中年ですが、そういう遊びが好きです。笑
なるほど、この写真で見ると、ずっと枝が折られ折られ、でも高く育っていて、そこが歴戦の老兵のように感じますね。
かっこいい例え。

メディア(?)の評価は地味すぎますが、岩屋の大杉とはいいコンビだし、違う魅力を秘めていて好感が持てました。
  1. 2018/07/02(月) 18:01:27 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

飯盛杉には本当に失礼なことしちゃいました(汗)。
しかし当の本人は、案外慣れているのかもしれません。
たまたまあの岩屋の大杉がすぐそばにいたという不運。
長い歴史の中で、もう己の見られ方を理解しているんでしょう。
この老兵の心の声を聞いてみたいです。
「チックショー!」なんて思ってたりして(笑)。
まぁそんな不運を差し引いても、私はかなり印象に残りました。
あの空間だけ時間軸が違うような感じすらしましたから。
見た目的にはかなりの老木だと思うんですがねぇ、1000年と言われても納得しますもん。
  1. 2018/07/02(月) 21:56:32 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

このデコボコ感、本当にモノクロに映えそうですね。
昔撮られた色褪せたモノクロ写真なんかがあったら是非見てみたい。

こっちも凄い!とは聞いていましたが、確かにこっちも凄い!でした 笑
あまり熱心に手入れされていないのがまた魅力的といいますか、昭和40年代に廃村となってしまった岩屋集落に残された想いの残滓のようなものを感じました。昔は近所のお年寄りが朝の散歩で毎日ここに参拝してたんだろうなあ、とか。

もし100年後、200年後の姿と会うことが出来るなら、何となく想像のつく岩屋の大杉よりも野生でたくましく生きるこちらの杉に会ってみたいかもしれません。
  1. 2018/07/03(火) 19:53:57 |
  2. URL |
  3. to-fu #-
  4. [ 編集 ]

> to-fuさん

デジタルが主流となった今では、もう一昔前のような気がしますけれど、
この飯盛杉にモノクロフィルムで立ち向かった人も多かったように思います。
そんなモノクロ写真、是非見てみたいですね!

こっちも凄かったですよね(笑)。
あの辺りは、昭和40年代に廃村になっていたんですか!
なんだか寂しいですね。
それまでは絶対に集落の人々にとって自慢の存在だったに違いありません。
でもそうやって人が居なくなることによって、巨樹にとってはいい環境になるのでしょうか。

野生感溢れるこの飯盛杉は、これからも岩屋の大杉と共に長生きして欲しいですね!

  1. 2018/07/03(火) 21:22:52 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

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