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The B grade ・・・

巨樹の記録 ≪真福院の大ケヤキ≫

DSC_4195-1-s.jpg
NIKON D7000 + TAMRON 18-270mm/f3.5-6.3
(写真はすべてクリックで拡大)

巨樹の記録の記事は、いつもの手抜き記事と違って文字も多く、そこそこ時間をかけている。
なのに、なのに・・・。
今回の記事が完成間近で消えてしまった(涙)。

仕方ない。
気を取り直して前回からの続きを改めて・・・

≪国津神社のケヤキ≫を訪れた後に向かったのは、6km程離れた真福院。
車だと本当にあっという間に到着。

するハズだったんだけれど。

道を間違えてしまった(汗)。
山間の集落の道は狭くて複雑で、右折するところがわからな・・・(←言い訳)


↓↓↓




DSC_4146-1-s.jpg

真福院と聞いてピンとくる人は少ないであろう。
自分も全然知らなかった。
しかし、国指定名勝&さくら名所100選のひとつ「三多気の桜」周辺と言えば、思い当たる人は多いのではなかろうか。

「三多気の桜」とは、500本ものヤマザクラの古木がある桜並木。
伊勢本海道から真福院まで1.5kmも続くのである。
つまり、真福院の参道にあたるという訳。

桜の時期はかなりの人出で賑わう「三多気の桜」だけれど、真福院まではかなり登らないといけないので、
訪れる人は少ないらしい。




DSC_4148-1-s.jpg

そんな山間の道を進むうち、次第に不安に襲われる自分。
ギリギリ車一台がゆっくり進むのがやっと。
幅はもちろん、上にも障害物が出てきたりで焦る。
しかし、引き返すなんてできないし、進むしかない状況。

仮に反対側から車やバイクがやってきたら・・・、いや歩行者でさえすれ違うことができない。
それこそボンネットから屋根を越えてもらわないと(汗)。
あと、この道が突然行き止まりになったり、ダートになってしまわないか。

あぁ、やっぱり自転車で来れば良かったと激しく後悔するももう遅い。
もう賭けである。



DSC_4150-1-s.jpg

そんな祈りにも近い心境で進むと、なんとか無事到着。

勝利!

実際は賭けに勝ったとか喜んでいる状態ではなく、ホッとしたのが正直なところ。
いやほんと、オッサンはビビりまくり(笑)。



DSC_4151-1-s.jpg

鳥居をくぐると、古刹らしい雰囲気ある階段が続く。
白鳳時代(670年頃)に創建されたというのも頷ける。
こういう場所を一人静かに歩くのは、贅沢にすら感じる。
いい時間。



DSC_4152-1-s.jpg

しばらく進むと、行く手を阻むかのように存在する2本のスギが。
これには少々驚かせられた。
特に、右側のスギは見たところ優に幹周6mを超える堂々たる姿。
思わず足を止めて見とれてしまう。



DSC_4156-1-s.jpg

寺社の参道にはスギ並木が多いけれど、こんなに間隔が狭いのも珍しいのでは。
むしろ、幹なのか根なのかを踏んでいかないと進めない(汗)。

ちなみにこの辺りでは、すでに大ケヤキの姿は自分の視界の中に大きく入っている。
その位置関係については後ほど。
まずは、参拝をすべく先へと急ぐ。



DSC_4166-1-s.jpg

足をどう運ぼうか悩みながらスギの間を抜けると、今度は山門が。
鮮やかな朱色の山門が目を引くけれど、紅葉もそれに負けずキレイ。
紅葉がこんなにも素晴らしい場所だとは知らなかった。

ほんと、たまたま、偶然。
結果的に、今シーズン一番の紅葉を見られたのはここだった。
うん、ラッキー。
日頃の行いがモノをいうのかな(笑)。



DSC_4170-1-s.jpg

山門の脇には、こんな看板が。
左の若すぎるスギではなく、跡ね、跡。

でも現に、平安末期より霊場として在原業正、平清盛などが一定期間こもって祈願していたとか。



DSC_4172-1-s.jpg

山門を抜け、更に登るとようやく本堂に。
本堂の左側にも2本の大きな樹がある。

心静かに参拝を済ませ、いよいよ目当ての大ケヤキの場所へ向かう(←前置きが長い)



DSC_4200-1-s.jpg

ようやく大ケヤキと対峙。

灯籠と比べてもわかる通り、大きく傾いている。
バックの黄色く色付いた葉のせいか、華やかな感じすらする。
実際の樹齢よりも若く見えるのは、そういう効果もあるのかもしれない。



DSC_4198-1-s.jpg

見上げると、生きてきた歴史の重みを感じる。
圧迫感ではなく、色々な出来事を見てきたんだろうなぁと語り掛けたくなるような。




DSC_4216-1-s.jpg

大きく傾いているのは、ご覧のように崖になっているから。
歩いて降りようとは決して思わないぐらい急な斜面。
いつか崩れてしまうのではないかと心配になる。

下には更に山中へと続く道が。
自転車だったら次の巨樹へ向かうのに通るつもりだった(笑)。



DSC_4219-1-s.jpg

崖下からも。
下からだと更に傾いて見えるのは気のせい?
本当に崩れそう。

しかし、左側に先ほどの行く手を阻む2本のスギがある。
この大ケヤキを含む3本が、地中で根を大きく張り巡らし、絡み合っている筈。
だから簡単には崩れたり、倒れたりはしない・・・と願っておこう。



DSC_4205-1-s.jpg

恒例の自分比較。

実は、この大ケヤキ単体と自分比較したり、違うアングルでも試したんだけれど、
やはりこの写真が一番この大ケヤキやその状況を表していると思えた。



DSC_4155-1-s.jpg

≪真福院の大ケヤキ≫

幹周/6.7m、樹高/25m、樹齢/1000年以上


記事を書くにあたり、色々と調べていると興味深い事実が判明した。
県の指定を受けた頃の名称は「三多気のケヤキ」で、しかも2本あったそう。
現存するこれは二号樹で、一号樹は昭和48年に枯死して伐採されてしまったとのこと。

う~む、非常に残念。
何処にあったかまではわからないけれど、その光景は圧巻だったであろうことは容易に想像がつく。
その頃の写真って残っていないのかなぁ。
ぜひ見てみたい!

ウェブ上にある写真を事前に見た感じでは、次の巨樹を見に行くついでに立ち寄るか的な
失礼ながらも軽い気持ちだったのだけれど、全力で謝罪したい。
ケヤキとしては決してトップクラスのサイズじゃないけれど、見る価値はその大きさだけでは判断できない。
そういうことを実感させられた巨樹であった。



DSC_4234-1-s.jpg

周囲の様子。
撮り終えた充実感を抱きながら、次の巨樹の元へ向かう。

つづく・・・



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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真

  1. 2017/12/07(木) 21:25:39|
  2. 巨樹の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ほんまお疲れ様でした!(笑い)
  1. 2017/12/08(金) 19:21:20 |
  2. URL |
  3. takko #7iSbDyII
  4. [ 編集 ]

> takkoさん

とはいえ、結構楽しんでます(笑)。
  1. 2017/12/08(金) 20:45:17 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

お疲れ様です!
現像方法か、写真がクリアになって発色も良くなったように感じます。いいですね!
この、屋根にかぶってくる障害物は厄介。
こんなもののせいでこれまでの苦労が挫かれる場合もあるんだから、人間の完成度を試されるというものですね……。

立地が良くないのに、すっくとスタイル良く育っているケヤキですね。
サイズだけでなくその個性で見るべしとは、巨樹観察の極意を感じます。
この崖は絶対このケヤキが保たせてますね……。
  1. 2017/12/19(火) 21:54:06 |
  2. URL |
  3. 狛 #OP.fI0wQ
  4. [ 編集 ]

> 狛さん

お疲れ様です!(笑)
新しいパソコン導入を機に、私もLightroom始めてみました。
使い方がわからぬまま、まだ恐る恐る触っている段階でして(汗)。
使いこなせるか不安だったり。

この障害物にも肝を冷やしましたねぇ。
なんとか無事に行って帰ってこれて良かったですけども。

このケヤキのサイズだけで見ると、まぁそれほど目を引く存在じゃないかもしれません。
崖もこのケヤキあってのもの。
そう、その巨樹観察の極意(いい言葉)ってのを堪能できましたね。
これからもそういう心積もりでいきたいです。

  1. 2017/12/20(水) 22:05:12 |
  2. URL |
  3. RYO-JI #-
  4. [ 編集 ]

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