
NIKON D7000 + TAMRON 18-270mm/f3.5-6.3
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記事を掲載するのに時間がかかってしまったけれど、前回訪れた
≪戒場神社のホオノキ≫の続き。
その戒場神社を後にし、南下。
というか降下と言ったほうが正しいのかも。
↓↓↓

景色の良いところで小休止。
そして、ここから更に下る。
勾配がきつくて、さすがにノーブレーキでは危なかったので慎重に。
さて、下りきった先はお待ちかねのランチである。

しかし、信じられないことがあってランチが台無しに。
ちょっと口にしただけで、お金を払ってお店を出てきた。
残念・・・。
釈然としない気分のまま室生ダムにかかる橋を渡る。
そしてそのままダム湖沿いの道を進む。

ダムを離れ、今度は登り基調の道を室生寺方面へ。
この道は路面も良く、交通量も少ないのでサイクリングにぴったり。
そして室生寺に到着。
しかし、この日はお寺には入らず。
目的は・・・。

ヨモギ入りの回転焼きである(笑)。
室生寺前にあるこのお店は、おばあちゃんが店番をしている。
いつの間にか前を通るたびに買うようになってしまった。
そういえば、先日、ブログでやりとりさせてもらっている狛さんとお会いした時、
ここの回転焼きの話をしたら、
狛さん 『回転焼きって何ですか?』
私 『えっ?あの~、え~っと、クレープみたいな生地の中に餡子が詰まった丸い和菓子の・・・(汗)』
狛さん 『ひょっとして今川焼きですか?』
私 『あぁ、そう、きっとそれです(汗)。』
同じ食べものでも関東と関西では呼び名が違う。
ちょっとしたことだけれど、文化の違いを感じるエピソード。
話を戻して、ランチを食べ損ねたこともあっていつも以上に美味しく感じた回転焼き。
機嫌も戻って(笑)、ここから更に山方面へ。
道は細く、路面も悪くなるけれど、自然を感じることができるので自分は好き。

その道中、立派なコナラの樹がある。
道路側に大きなコブ。
健康そうな枝が大きく道路に覆いかぶさっている。

どうやら個人所有の樹のようで、国や県、市などから指定を受けてもいなさそう。
いつか伐採されてしまうのではないかと不安である。
幹周5.7m/樹高20m/樹齢300年

そしてようやく田口水分神社に到着。
創祀されたのが平安時代初期というから、今から1200年程前か。
なかなか歴史ある神社のようである。

いくつもの大きな絵馬が飾られた特徴ある拝殿。
まずはいつものように参拝。

そしていよいよご対面。
拝殿向かって右側にイチョウが・・・。
って、非常にわかりにくい。
自身の枝葉と右側の高い杉とで全体像がよくわからない。

近付いて見上げてみるも・・・。
余計わからない(笑)。

足元にはイチョウの実が所々に落ちている。

改めて見上げると、たくさんの実がなっているのがわかる。
いや、まぁ、実はどうでもいいんだけれど(笑)。

裏側に回る。
根の張りも良く、どっしりとしている。
空洞や傷みもなく、非常に健康そうな姿。

その姿が一番わかりやすく見える場所へ移動。
真っ直ぐに元気に伸びている様子がわかる。
根元からドンと同じ太さなのが惹かれるポイントかもしれない。

恒例の自分比較を。
改めてこうしてみると、その幹の姿に魅了されてしまう。
環境省のデーターベースの数値以上に太く感じる。
その調査が30年程前だし、まだ若い(巨樹界では)ので更に成長していると思われる。
現に樹齢の古い巨樹のような厳格さや重みはまったく感じない。
むしろその若さ故か、まだまだその体内に大きなパワーを秘めていそうな雰囲気。
きっとこの先、県を代表するような巨樹に成長してくれるに違いない。
立地や周囲の環境から、紅葉時に人が集まるようなイチョウではないけれど、
見応えのある、そして今後も楽しみなイチョウの巨樹であった。
ちなみにこの写真、自分は最大限見栄を張ってもやせ型とは言えないのだけれど(汗)、
ちょっとシュッとしているように見えなくもない(笑)。
≪田口水分神社のイチョウ≫
幹周/7.8m、樹高/27m、樹齢/200~300年

さて、田口水分神社から車を停めた場所まで戻らなくてはいけない。
そのためには、まだまだ登って峠を越える必要がある。
目的もなく、あとは戻るだけというのはモチベーションも低くてツライけれど、
道中、こんなヤツがいたりして、少しは楽しめた(笑)。

峠の頂上でご褒美を。
自転車を使っての巨樹巡りは、自分にとっては相性がいい。
しかし、暑さと寒さが厳しい季節は躊躇なく車を選択してしまう(笑)。
年内にあと一回くらいは、自転車で巡りたいものだ。

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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2017/11/23(木) 20:52:04|
- 巨樹の記録
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
> kenichiさん
あら、kenichiさんも??でしたか(笑)。
ええ、どうやら大判焼きともいうらしいですねぇ。
むしろ回転焼きという方がマイナーなのかもしれません。
関西に御座候(ござそうろう)という回転焼きを販売している有名な会社があって、
そのせいか回転焼きのことを御座候と呼ぶ人も多いですよ(笑)。
- 2017/11/25(土) 20:41:24 |
- URL |
- RYO-JI #-
- [ 編集 ]
おお~、ここはあそこですね!
こうして改めて見ることができると、やはりあれは夢ではなかったのだ、ほんとに行ったのだという実感が湧いてきてうれしいです。
ほら~、やっぱり回転焼きでピンとこない方がほかにもいらっしゃる(笑)。
日本は狭くて広い、その好例ですね。
銀杏の巨樹は、実は県内のものを昨日行ってきまして、見事な真黄色でした。そのうち載せたいと思います。
こう、ズドンと太いまま天をついてるところが巨樹としての貫録ですね。
見事に健康そうな樹、これからもきっとどんどん大きくなってくれる確信のようなものを感じますね。
インド原産というわりに日陰や寒いとこも案外平気みたいで…そうか、もしかしてインドと言ってもデカン高原の方だったんですかね。
まあ、また調べてみよう。
実際RYO-JIさんはかなりシュッとしてたからなあ…。
真似できませんけども!
- 2017/12/02(土) 23:22:32 |
- URL |
- 狛 #OP.fI0wQ
- [ 編集 ]
> 狛さん
ええ、ここはあそこです(笑)
いや~、ほんと狛さんが来てくださったのは夢ではないかとさえ思えてきますが、
充実した時間を過ごさせてもらったので私の記憶の中にもしっかりと残っていますよ。
回転焼きねぇ。
普通に全国共通の名称だと思ってましたというか、疑ったこともなかったです。
まさかまさかで。
日本は狭くて広い、いい勉強になりました(笑)。
イチョウの巨樹はこれまで何本か見ていますが、黄色になった姿はまだ撮れていないんですよ。
その見事な姿、楽しみです!
ホウ、イチョウはインド原産でしたか。
そのわりに日本で定着するっていうのはイメージが合わないですねぇ。
デカン高原?全然知らない場所です(汗)。
そのあたりのこともその記事で期待してます(笑)。
私はねぇ、着やせして見えるような服のチョイスをしてますから(笑)。
狛さんはシュッとしてましたね、悔しいくらいに!
- 2017/12/03(日) 18:04:26 |
- URL |
- RYO-JI #-
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