
FUJIFILM X30
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2016年11月。
オアフ島へ約10年振りのハワイ旅。
そして、到着早々、持参したカメラの選択ミスに気付く事になるなんて。
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ホテル到着後、エントランスに踏み入ると、すぐ正面の中庭にこの巨樹はあった。
予備知識もなかったので、実際かなり驚いた。

今回のハワイ旅は、身内の結婚式へ出席のため。
そのせいもあって短期間であり、同行する両親をそれとなく気にかけないといけない。
といっても、どちらも自分よりは旅慣れてるのだけど(笑)。
あまり自由な身で行動はできないけど、折角だし写真は撮りたい。
式の写真は頼まれていないので、プロを雇っているのだろうと推測。
であるならば、空き時間にフィルムでパチパチ撮って、補足的にコンデジがベスト。
というわけで、LEICA MP + SUMMICRON 35mmとFUJIFILM X30を持参した。

それがこの巨樹を見た途端、NIKON D7000を持ってくるんだったと後悔。
いやね、実は出発前、日立のCMでお馴染みの通称≪この木なんの木≫のことが頭をよぎったのだ。
ハワイ観光の定番(?)でベタな樹とはいえ、巨樹好きを自任するには撮っておかねばいけないのではと。
しかし先述したように、諸々の制約があってわざわざ離れたところまで行けないだろうと諦めたのだ。
であるならば、D7000は必要ないな・・・という判断だったのだ。
でも、まさか、いくらなんでも、自分が泊まるホテルの中庭にこんな素晴らしい巨樹があるとは。
ホテルのHPを事前にチェックでもしていれば、絶対に気付いた筈である。
自分の愚かさと後悔を毎日感じながらのハワイ滞在だった。

で、このバニヤンツリー(ベンガルボダイジュ)は、熱帯性イチジク属の一種。
親木の割れ目に入り込んだ種が、芽を出す着生植物だとか。
面白いのは、たくさんの気根を出し、その気根はやがて幹のようになって横に広がり、
老樹のものではどれが元の幹かわからなくなるそう。
確かに、中心の一番太い幹以外にもあちこち地面から幹が伸びて一つになっている。

また、枝が広く横に張り出すので、緑陰樹として利用されるそうな。
ここでもそういう役目を負っているようで、たくさんの観光客がその恩恵に与っている。

まさに日差しの強いハワイにぴったりの樹ではないか。

巨樹の下のカフェも大人気。
滞在中、自分も何度も利用した。

この木製のイスで、ゆらゆら揺られながらする夕涼みが気持ちイイ。

夜はライトアップの影響もあって、昼とはまた違った姿を見せてくれる。

巨樹によく感じる畏怖の念はまったくと言っていいほどない。
このシチュエーションと、大きさの割りに樹齢が若いことがそうさせるのかもしれない。

むしろ、ずっとここにいたくなるような親近感がある。

朝、昼、夜と毎日、暇さえあればこの近くにいたような気もする(笑)。

もちろんこれだけの巨樹である。
宿泊客、訪問客がひっきりなしに記念撮影していた。

≪モアナのバニヤンツリー≫
1904年、樹齢7年、高さ2.1mの状態で植樹される。
現在では、高さ22.8m、横幅45.7mにまで成長。
1979年、ハワイ特定稀少樹に認定。
2001年、アメリカ合衆国の各州に1本だけ与えられるミレ二アム・ランドマーク・ツリー賞も授与。
この賞は、国家及び各州において歴史的価値をもち、将来にわたり人々に喜びを与えるものとされている。

そして・・・。
ハワイは巨樹の島でもあった(笑)。
ちょっと散歩するだけで、こんなのがゴロゴロと生えている。




教訓・・・
もし次にハワイに行く機会があるなら、デジイチは必須!!
明日からは、ハワイで撮ったフィルム写真を掲載していきます。

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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2017/01/31(火) 21:14:52|
- 巨樹の記録
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
Hawaii 大好き!
15~6年前は「盆」と「正月」は必ず滞在してました。
が、不景気になり(仕事)行けませんわ・・(苦笑)
バニヤンツリー・・もちろん知ってますが・・デカ!
こんなに大きくなったんやぁ・・年月を感じるわぁ(笑い)
Ma Ma Ma mahalo!
- 2017/01/31(火) 22:17:44 |
- URL |
- takko #7iSbDyII
- [ 編集 ]
> takkoさん
こんばんは~。
盆と正月は必ず滞在されていたんですか!
スゴイですねぇ。
めっちゃ羨ましいです。
実は行く前はあまり気乗りしていなかったんですが、
やっぱりイイですね、ハワイ(笑)。
南国は植物の成長も早いうえに、なんせデカイです(笑)。
- 2017/02/01(水) 20:43:00 |
- URL |
- RYO-JI #-
- [ 編集 ]
にわかに復活してみました……。
こういうと変な感じですが、巨樹というテーマ、そして西の巨樹愛好仲間であるRYO-JIさんがいなかったら、もしかしたら写真もやめようと思ったかもしれません。
でも、おかげでまた続けることができます。感謝。
でもって、ハワイの巨樹とは、貴重な1ページですね!
このいかにも熱帯な感じの、精霊が宿っているようなビジュアルがすごいです。
下で涼んでいたら、何か声が聞こえて来そうですね。
地球上のほとんどどこにでも樹が生えている以上、世界中に巨樹というものも存在するのでしょう。
そう考えると、方々への旅の意味が増す気がします。
まあ、もちろん大きさだけで言ったら、熱帯にかなうわけがないんですが……(逆を言えば、巨樹というのは大きさだけが意味をなすものではないと言いたいのですね)。
話だと、台湾もすごいみたいですよね。
クスノキなんかも樹高50メートルとかになってしまうらしいし……。
- 2017/02/05(日) 17:19:56 |
- URL |
- 狛 #OP.fI0wQ
- [ 編集 ]
> 狛さん
にわか復活、おかえりなさい!
私のお陰だなんてとんでもないですよ。
こっちこそ、狛さんが巨樹を掲載されていなかったら
こうやって巨樹を撮り続けることはなかったですよ、きっと。
事前に狙っていた巨樹ではなく、偶然にも出会ってしまった巨樹。
こういう感覚は久しぶりで、驚きと同時に一気にテンション上がりました(笑)。
台湾もそんな巨樹が跳梁跋扈する場所だったとは。
所変われば樹の種類も変わって面白いですよねぇ。
確かに地球規模で見ると、スケールが違う超大物の巨樹が存在しますし。
大きな本屋に行って、世界の巨樹的な本をチラチラ見たことが何度も(笑)。
そうそう、大きさだけじゃないんですよね。
樹そのものの成り立ちというか個性というか。
そういうのは実際に目にしないとわからないからこそ訪れる意義があるんですよね。
あぁ書いてて熱くなってしまいました(笑)。
とりあえず、復活嬉しいです。
でもまぁ、気を負わずマイペースでやってくださいねぇ。
- 2017/02/05(日) 21:06:07 |
- URL |
- RYO-JI #-
- [ 編集 ]
まさかのハワイの巨樹ですか。
いやいや、RYO-JIさんのフィルム情報や無断使用、ボケフォトコン情報なんかを
ほお、ほお、と拝見させていただいてましたがまさかのワイハ。
気根は最近知った言葉なんですけども(とある観葉植物で)
まさかそれが幹になるのだと知らなかったので驚きです。
外国の樹は見た目といい佇まいといい違いますね。
南国という事で樹も陽気なんですかね。
- 2017/02/06(月) 00:56:11 |
- URL |
- atushi #-
- [ 編集 ]
> atushiさん
ええ、そのまさかのワイハの巨樹ですよ(笑)。
自分も行って見てかなりビックリしましたが、
まぁよく考えれば南国は植物の成長スピードも違ってて、
ニョキニョキ大きなヤツがゴロゴロしてますわなぁって(笑)。
日本の巨樹のような重苦しい威圧感や存在感はなかったですねぇ。
そう、陽気そのもの。
これは植物だけではなく、人間にも当てはまりますね。
やはりその環境や土地に合わせた姿や性格になるんでしょうね、生物は。
- 2017/02/06(月) 20:56:07 |
- URL |
- RYO-JI #-
- [ 編集 ]